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2016年7月17日 (日)

カメレオンの呪文10

アイツ 宇宙人は・・・
不思議のまま 俺の気持ちを満タンにしている
アイツはけだるそうに よく外を見ていた
何を考えていたのだろう
ジンルイにうんざりしていたのか
そうは思いたくない
俺は何をするにしても アイツだった
いきなり細長い腕を俺の首に回してきて
”ナカヨシレス”と言った あのしぐさ
アイツは”寂しい”を感じれてたのかも
ジンルイノフシギを何回も読んだ
俺は宇宙人のアイツを 少しも
少しくらいも 解っていなかった
”きっと そうだった”
宇宙人は俺に何かを発見したのか ?
人類代表として?
そうじゃない たぶん
俺は俺のフシギを実感できていない
 
 イシツナモノに
俺はエネルギーを 燃やしてきたんだろうか
 アイツは 燃やし続けて
 そして
 消耗した
俺は悲しさに支配されていた
来たこともない並木の通りを歩いていた
夏じゃないのに夕陽は強く 強かった
景色はセピア色の中で くっきりと
黒く輪郭を描いて まるで モノクロ写真だ
錯覚?すべてをより他人ごとに感じた
フルーツパーラーの小さな看板
パイナップル バナナ そして・・・
俺は店に入っていた
客は一組だけ サラリーマンらしい男たち
二人で話もせずにマンガかなにかを
読みふけっている
俺はオーダーに迷っていた
チョコレートパフェを未知数の解読とか言って
長い舌で 
ぺろりんと喰ったな
色っぽかったよ アイツ 宇宙人
店が混んできたのか
子供の声がしたような気がした
表に出たとたん
でこに ぺっちょっ
  あっ
”ソレガドウシタロ ぷん!”
は聞こえなかった
夕立の最初の一粒
  なんだ
がっかりしている自分に
まごまごと戸惑ったまま歩いていると
空の悪魔の
大袈裟な
無常な笑い声が
轟き始めた
ちかいうちに だっぴするロ
びっくりしらいれネ
いつもどってくるかはわからない
れすけれど
たのしでしたか
じぶんのかんじゅせいに
もっとちかづいて いいれす
はなのいど すきないどでした
Came2cjpg
    わたしわ じんるいに
 
    なれただ いいろに   ぷん!
 
    2003年の夏 東京に夏が来なかった
 
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