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2016年7月11日 (月)

カメレオンの呪文6

普通 夏はどんどん加速してゆく筈 が

曇りと雨の繰り返しの 寒いを感じる夏だ

見透かされている事をヘンに意識するせいか

やや気の抜けない日々

”俺はだいたいおおらかじゃない 小心者だ”

宇宙人はあの体積いばってる

”キャパガセマイロヨ”とか

人類は100年以内で死ぬので

時間にあせるシツヨウあるの だの

無駄にほとばしってる場合じゃない だの

他にも難解な事をなまいきそうに言う

決まって巨眼を るるると回しながら・・・

一体あいつは何百年も生きるのか ?

それにしても奴は・・・

物事に対して なにかしらの答を持っている

 何故だ!!

やっぱり俺はあいつが何処から来た何者かを

知りたがっていた

”イシツナモノノ コセイヲサグルニハ

 エレルギーガ ヒツヨウ!”

あいつの手足折れそうに細い

時々 いきなり 宙で手足をくるくる回す

言う事としぐさが 完璧ミスマッチなんだ

とにかく今日の企みだけはバレてない事を望むよ

”ワア キレイレス キレイレス スキスキ”

小さい机がアイツのベッドだ

電話帳にタオルをかけただけのベッドじゃなんかなー

洋梨の形のキャンドルに火を点けた

ワイングラス越しの宇宙人は

カクテルのように魅力的だ

酔って爆発でもされたら困るので飲ませない

黒いゴージャスなレースのハンカチ

俺のプレゼント

”タンゴミタイネ”と腰を振りながら

あいつの目はレースの奥でキラキラッと

カラフルに輝いていた

夏の終わり アイツと花火大会に出かけた

シャツの下でいたずらげに目を回している

”オトオオキイノヘイキラロ OK OK !!”

最初の打ち上げの合図

刺激が強すぎるのか?そうでもないのか?

花火が上がるたびに

俺の首をトントンと突っついて

”フー ”とか”ワアー”とか

”カンドウ”とかをしてるんだろうな

誰もが花火に集中していので

奴の存在はバレなかったようだ

Ore2png

次の日アイツはサインペンと格闘を始めた

”アハハ” 俺は笑いがとまらない

花火の絵かと思っていたら俺?

机の前に貼った サイン入りだし

 こいつはイカレてるよ

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