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2016年7月 3日 (日)

カメレオンの呪文

砂糖を舐めなかった蟻は 
季節の恋に やっきに 火花を散らす
唾を飛ばしたのは
カメレオンだった
ソレガ ロウリタノ ぷん!
"なんだよ" とよぎったが
俺は急ぐ
走れメロスのように
待ち合わせの時間が
15分も過ぎている
メールした
急ぐ
地下鉄に乗った
あーもう地下鉄とは言わないんだった
とにかく先頭まで走った
たまにいるんだこんな奴
暑い この車両は 暑い
汗びっしょりな上に
頭の中までが溶けたアイスクリームだ
しまった出口は後ろか
ちっと思いながらホームを 又走る
改札を出て間隔が無駄に狭い階段を
急いでちまちま駆け上がった
外は少しは涼しいのかと思っていたが
東京の夏はひどい
一年中 亜熱帯人の気が知れない
きょろきょろ探す
ケイタイ出ない
汗はいちだんと"止まるつもりはない"
こうして俺は
わざわざ下町まで出かけて
そうして
絶対的に振られた
それを認定するには
あまりにも腹が減っていた
しかも どんどん腹が立ってきた
こういう時は 食せねば
大道りを 方向はわからないが
歩いていると 気をそそられる
だだっ広いラーメン屋があった
とにかく 客がいない
そこで食ったのは
"当店自慢のセロリラーメン"
どでかいどんぶりにセロリの山
本体にはなかなか行き着かない
が まあ旨かった と思う
怒りは治まったから
空腹時の愛の行為は死を招く
 
 カマキリ博士 伝
彼氏はいない
いない歴というより
ぜんぜんいない
この前も下町で待ち合わせしたけど
遅刻されちゃったし メールはこないし
待ってはいたんだ
35分も遅れて来てて
見てたらさ彼さ ラーメン食べてんの
なーんか ちがうって気がしたの。
その前もクラブで知り合った人に
誘われたんだけどかっこいいんだけど
その日 バイトも学校も休みだったんで
部屋に居て
"なんで?とか考えてたら
自分がイヤになって
その時は行くのやめたんだ
だって 意味ないって!
         つづく 

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